HIP conference
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HIPとQuantumのコラボによる本シリーズでは、5年以内に都市で実装されるであろうテクノロジーをとりあげ、その業界の多様なトップランナー(大企業、ベンチャー、行政、学識経験者等)とともに、テクノロジーが都市生活(ライフスタイル)に与えるインパクトについて、最新の動向を踏まえ議論します。
■新シリーズ第1回テーマ:「五感を通じた新たなUXとしてのAIとは?」
HIP conferenceの新シリーズがスタート。
HIPとQuantumがコラボで展開する今シリーズは「5年以内に都市で実装されるであろうテクノロジー」を毎回1つ取り上げ、実装をめざしているプレイヤーが、実現したい社会、提供したい価値などを生活者視点で議論します。
第1回で注目するテクノロジーは「AI」。Siri、Alexa、Cortana、Google Assistantに続きLINEよりClovaが発表されました。これらに代表される音声認識をはじめ、AIが新しいユーザーエクスペリエンス(UX)をもたらす未来がそこまで来ています。今回ご登壇いただく各企業は、五感を通じて新しいUXの実現を目指している企業です。AIを活用することによりどのようなユーザー価値を提供したいと考えているか、未来のライフスタイルがどのように変化するか、生活者視点で議論を深めます。
パネルディスカッションでは、各企業で新しいテクノロジーに立ち向かう実務者が、日々向き合っている困難やチャレンジにもフォーカスし、“世界を変えたい!”というその矜持についてもお話いただきます。
分野を横断して活躍している方々にご登壇いただき、未来のライフスタイル、未来の東京を多角的に考えます。
オープニングトーク(19時00分~19時30分)
・タイトル:「ファジィ:あいまいな人と人をつなぐ愛とAI」
・スピーカー:西野順二(未踏天才プログラマー 電気通信大学助教)
人間の意思をコンピューターに伝えるUI(ユーザーインターフェイス)。これまでのkey入力やタッチパネルによる入力は、予め定められたルールに則り人間が入力することで、コンピューターへの意思伝達を行ってきました。五感を使ったUIは、そのルールから人を解放。「人に新たな体験、UX(ユーザーエクスペリエンス)を実現するテクノロジーとは何か?」、「人間のファジィな(あいまいな)指示をどのようにコンピューターに伝えるのか?」について、ファジィ理論を専門とし、未踏天才プログラマーでもある西野順二氏に語っていただきます。
プレゼンテーションセッション(19時30分~20時15分)
・テーマ:「五感を通じた新たなUXが実現する未来のライフスタイル」
・スピーカー:砂金 信一郎(LINE株式会社 プラットフォームエバンジェリズムチーム マネージャー) / 深堀 昂(全日本空輸株式会社 マーケティング室 マーケットコミュニケーション部) / 増本 大器(株式会社富士通研究所 フロントテクノロジー研究所 所長)
既存の顧客体験に大きな変化をもたらすAIというテクノロジーは、企業のサービスをどのような変えたのか? 企業が描く未来のライフスタイルとは? 新しい顧客体験は既存のサービスを駆逐、新産業を生み出すのか? 新たな顧客体験が与えるインパクトとは? 「聴覚」「視覚」「触覚」の五感に注目する3社によるプレゼンテーションです。
パネルディスカッション(20時15分~21時00分)
・テーマ:未来ビジョンの実現に向けた組織、個人のチャレンジ
・スピーカー:砂金 信一郎(LINE株式会社)
深堀 昂(全日本空輸株式会社)
増本 大器(株式会社富士通研究所)
西野順二(電気通信大学助教)
・モデレーター:菊池 隆裕 (日経BP 日経BP総研 イノベーションICT研究所 上席研究員)
さまざまな課題解決が期待されるAI。しかし、企業が都市や社会にサービスとして提供し、未来のビジョンとして描く姿を実現するまでには、様々な課題があると推察されます。
パネルセッションでは、それらの課題に対してどのように日々取り組んでいるか、刻々と変化する社会とテクノロジーに対応するために会社、組織、そして新しいテクノロジーに立ち向かう実務者自身はどのような変化が求められているのか。登壇者自身が経験した困難、ブレイクスルーなど、通常では見えてこない側面も掘り下げて議論します。
パネルディスカッションは、プレゼンテーションセッションに登壇した3名にモデレーターとして菊池隆裕氏に加わっていただきます。
交流会:(21時00分~22時00分)
※HIP × Quantumセミナーシリーズ
本カンファレンスでは、企業の新規事業創出の支援を行うQuantumをパートナーに迎え、新しい事業開発にチャレンジするビジネスパーソンを対象としたカンファレンスです。
各社がビジョンに掲げる未来の都市生活(ライフスタイル)を共有、様々な事業環境の変化、チャンスやリスクを知ることをお伝えしたいと考えております。
またパネルディスカッションでは、新しいチャレンジに必ずある困難なことの乗り越え方、などの気づきや、交流を通じ、新しい協業など接点構築の場となることを目指しております。
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(未踏天才プログラマー 電気通信大学助教)
ひとの柔らかな知的情報処理をファジィ理論
で表現するシステム科学研究者。人によりそ
う身近なAI を実現する安価高有用システムを
提唱しミニ四駆AI大会を主催。多次元ファジ
ィ集合、ソフトコンピューティング、ゲーム
情報学、協調システム研究としてロボカップ
サッカーや大富豪、ターン制戦略ゲーム等を
通じた、人の知的活動の研究と実装を行って
いる。文部科学大臣表彰、人工知能学会研究
賞、山下記念研究賞など受賞。博士(工学)
(LINE株式会社 プラットフォームエバンジェリズムチーム マネージャー)
東京工業大学工学部卒業後、日本オラクル、戦略コンサルタント、マイクロソフトでのMicrosoft Azureのエバンジェリストを経て、2016年9月よりLINE株式会社に参画。
スマートポータル戦略実現に向けて、ライフスタイル変革をもたらすAIやchat botなどの技術を広く当たり前のものとして普及させることで、企業や社会と個々人の距離を縮めるビジネスプラットフォーム戦略の立案、推進を担当。
(全日本空輸株式会社 マーケティング室 マーケットコミュニケーション部)
2008年に、ANAに入社。営利と非営利のタイアップモデル「BLUE WINGプログラム」を発案、Global Agenda Seminar 2010 Grand Prize受賞。2014年より、ANAのプロモーションを担当し、ウェアラブルカメラで撮影したビジネスクラス体験プロモーション「YOUR ANA」を企画・実行。2016年には、クラウドファンディングサービス「Wonderfly」を発案、またXPRIZE財団主催の次期国際賞金レース設計コンテストにて、「ANA AVATAR XPRIZE」のコンセプトをデザインし、グランプリ受賞。2017年秋頃に正式ローンチ予定。
(株式会社富士通研究所 フロントテクノロジー研究所 所長)
1989年 株式会社富士通研究所入社以来、ニューラルネットワーク、センサフュージョン、ヒューマンインタフェース、マルチメディア検索など情報処理技術の研究、および研究開発戦略策定に従事。1998-1999年 コロンビア大学コンピュータサイエンス学科 客員研究員。2012-2016年 Fujitsu Laboratories of America, Inc. 上級副社長としてシリコンバレーにおける研究開発を統括。
(日経BP 日経BP総研 イノベーションICT研究所 上席研究員)
1990年、日経BP社に入社し、「日経コミュニケーション」「日経エレクトロニクス」など複数の媒体で主に通信、ネット分野を担当。2002年~2004年までシリコンバレー支局勤務。スマートフォンの台頭にあわせ、アプリ開発コンテスト「Android Application Award(A3=エーキューブ)」「Multi-Device UX Competition」を立ち上げる。
2013年10月から日経BPイノベーションICT研究所 主任研究員。2015年、経済産業省主催のイノベーター育成プログラム『始動 Next Innovator 2015』に選抜。2016年4月から上席研究員。