HIP school
終了しました
新しい商品やサービスなど、新規ビジネスをどのように形にしていくのか、その仕組みを理解していることは、新規事業担当者や起業する方に限らず、今、全てのビジネスパーソンに求められる不可欠な知識・スキルです。
本プログラムでは、新しい事業・ビジネスを興し、発展を持続するために必要な概念とビジネススキルを講義とワークショップを通して学びます。
国際的視野を持ち活動する講師陣が、各科目別講義を担当します。そこで学んだ概念・スキルを応用して取り組む最終ワークショップでは、講師陣からの実践的助言を受けながら、アイデアからビジネスへの過程を体験します。
≪ 本プログラムの特徴≫
1、必要な知識を体系立てて学べる
本プログラムでは、ビジネスを立ち上げるために必要な一連の要素を、体系立てて学ぶことができます。
理論をしっかり学ぶことで、各自の取り組みに応用することができます。
2、アイデアからビジネスへの過程を体験できる
最終ワークショップでは、チームで課題に取り組み、ビジネスアイデアを作成します。講師からの実践的アドバイスを受けながら仮説検証を繰り返し、アイデアをどのように形にしていくのか、ビジネスへの過程を体験します。
3、一流講師陣に学べる
国内外で活躍する講師陣が本講義のために集結。ここでしか受講できない唯一のプログラムです。各分野のスペシャリストから直接学ぶことができる貴重な機会です。
※プログラムは一部変更になる場合がございます。
-講義編
「デザイン思考と事業機会創出」
講師:山脇秀樹(ドラッカースクール教授・前学長)
1/17(木)、1/18(金)19:00-21:30
新しい事業・ビジネスを興すために不可欠なのは新しい事業機会を見つけ、戦略を策定し、そしてその実施に向けたビジネスモデルを構築することです。しかし、これは「言うは易し行うは難し」であり、起業に際しての大きな難関の一つとなっています。
この講座では、新しい視野と視点に基づき「時代に即した新しい事業機会を見出すにはどうしたら良いか」をその中心議題とします。まず、新規事業案策定の前提となる将来のシナリオを「既に起こった未来」の視点から討議します。そして、“人”の視点からの発想と創造力を重要視する「デザイン思考」の基礎概念と手法を紹介し、それの実際例への応用を学習します。さらに、デザイン思考は企業が直面する問題を解決できるのか、という課題を企業・競争戦略策定とビジネスモデル構築の観点から考察します。最後に、デザイン思考を実際に導入する際に直面する組織上の制約を討議します。
■山脇講師より
リーダー、アントレプレナーにとって重要なのは行動する事です。この講座をその最初の一歩としてください。
「ワークショップ準備」
講師:藤田勝利(PROJECT INITIATIVE(株) 代表取締役)
1/28(月)19:00-21:00
プログラム後半の実践ワークショップ向けた準備とグループワークを行います。
「アントレプレナー・ファイナンス」
講師:忽那憲治(神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科教授)
2/5(火)、2/6(水)19:00-21:30
アントレプレナー・ファイナンスの講義では、まず、計画している事業が本当に利益を生み出すのか、そのためにはどこにリスクがあるのかを分析するための考え方を学習します。
リスクの高い事業を実現するためには、そのリスクに耐えることのできるリスクキャピタルの調達が不可欠です。ベンチャー・キャピタル(VC)から出資を受けることは銀行から融資を受けることと何が違うのか、VCはどのような点に注目して投資決定を行うのかなど、リスクキャピタルの調達に関する基礎知識を習得します。さらに、ベンチャー企業の場合、企業価値評価(バリュエーション)や段階的投資がアントレプレナーやVCにとってなぜ重要な意味を持つのかを学習します。
■忽那講師より
選択し行動する事で新たな地平が開けます。
一歩前に踏み出してみませんか。
「競争戦略とビジネスモデル」
講師:淺羽茂(早稲田大学ビジネススクール教授・Dean(研究科長)
3/6(水)、3/7(木)19:00-21:30
全く新しい事業・ビジネスを起こす場合でも、顧客を奪い合う既存事業(の企業)との競争があります。また、起こした事業が成功すれば、追随する企業が現れ、競争が生じます。その競争に勝つためには、構築したビジネスモデルが適切な競争戦略を具現化したものでなければなりません。この講座では、いくつかの企業のビジネスモデルを取り上げ、その構造を競争戦略の観点から考察します。具体的には、ビジネスモデルを創造する際に重要となる3つの問い、
① 誰に対して、何を、提供することによって、価値を創造するか?
② どのような活動を組み合わせることによって、その価値を創造するか?
③ その活動のどれを自分が行い、どれを他者に任せるか?任せた他者とどのような関係を作るか?
に各企業がどのように答え、競争に勝って自分が獲得する価値を確保できるようなビジネスモデルを構築しているかを検討します。
■淺羽講師より
受講すれば得るもの(新たな視点、知識、ネットワークなど)はあるけど、失うものはない(機会費用だけ)ですよ。
「アントレプレナーシップ基礎講座~1日体験:バブソンカレッジの起業家教育!~」
講師:山川恭弘(バブソンカレッジ准教授)
3/19(火)、3/20(水)19:00-21:30
アントレプレナーシップとは何か?その神髄とは?起業家先進国である米国ではどのような教育をしているのか?そもそも学習し得るものなのか?
この講義は、アントレプレナーシップランキングで過去25年以上にわたって全米1位を誇るバブソンカレッジでの起業家教育について学びます。起業機会はどのように創出するのか?リスクの概念とは?起業家として成功するための秘訣や、失敗に向けた心構えとは何か?このような疑問に答えるために、起業に関する基礎概念を養うことを目的とします。
■山川講師より
深く考え過ぎるよりもまず行動すことが大事。失敗を恐れるよりも、やらなかったことを後悔しないように。
-ワークショップ編
「実践ワークショップ」
講師:山脇秀樹、忽那憲治、淺羽茂、藤田勝利(PROJECT INITIATIVE㈱)
4/13(土)、4/14(日) 10:00-17:00
実践ワークショップでは、 「デザイン思考」、「企業戦略」、「ファイナンス」、そして「アントレ・リーダーシップ」の各講義で提示された概念・手法をふまえ、チームによる作業を通じて以下の点を学習します:(1)新事業機会のアイデア創出;(2)企業戦略の策定とビジネスモデルの構築;(3)プロトタイプの創出;(4)リスクキャピタルの調達。
ワークショップでは講師陣と共に、仮説検証を繰り返すことで、アイデアからビジネスへの過程を体験します。
HIP school 2017 受講者属性 / アンケート
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慶応義塾大学経済学部卒。同大学大学院経済学修士課程修了。ハーバード大学経済学博士号取得(PhD)。クレアモント大学群ピーター・ドラッカー経営大学院教授・伊藤チェアー基金教授。2006年度より同校副学長、2009-12年度に同校学長、2012年よりアートセンター・カレッジ・オブ・デザインとの共同学位プログラムのエクゼキュティブ・ディレクターを務める。
大阪市立大学商学部卒業。大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程修了。博士(商学)。大阪市立大学経済研究所専任講師、助教授、神戸大学大学院経営学研究科助教授、教授を経て、2016年より現職。専門は、アントレプレナーファイナンス、アントレプレナーシップ。
東京大学経済学部卒業。東京大学より博士(経済学)取得。カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)よりPh.D.(management)取得。学習院大学教授を経て、2013年より早稲田大学教授。2016年より早稲田大学ビジネススクールDean(研究科長)。専門は企業戦略、競争戦略。
慶応義塾大学法学部卒。ピーター・ドラッカー経営大学院にて経営学修士課程修了(MBA)。テキサス州立大学ダラス校にて国際経営学博士号取得(PhD)。2009年度より現職。専門領域はアントレプレナーシップ(起業学・失敗学)。博士課程進学前に10年間日本の電力・通信業界にて、大企業での新規事業開発やスタートアップ設立の経験を持つ。現在は起業・経営コンサル、ベンチャーのアドバイザリー・ボードも務める。2018年、ケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)/ ベンチャー・カフェ東京代表理事就任。
上智大学経済学部卒業。住友商事、アクセンチュアを経て、2004年米クレアモント大学院大学P.Fドラッカー経営大学院にて経営学修士号(MBA)取得。IT系ベンチャー企業執行役員として、複数の新規事業と事業部を立ち上げ、統括。2010年独立。